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古いレンズの絞り羽根組み込み

R0021069.JPG レンズの絞り羽根の油粘りで作動不良を起こしていると分解洗浄して組み直しになりますが、絞り部分がユニットで外れないで、このレンズ(八ッセル1000用ゾナー135/4.5)のように筒の底に組み込まなければならないと、とても大変です。どうしても組み込めない時は折角洗浄したのにまた油で粘らせて組み込んだあと、洗浄液で組み込んだまま洗ってしまうしかなく(レンズは全部外します)、それなら初めから羽根を外す必要はないことになります。作動不良を起こしていなければ少々の油染みだしはそのまま使用してもかまいません。

レンガみたいカメラ アーガスの中身

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まるでレンガみたいに無骨な箱型カメラの前板を開けた中身です。
シャッターのセットレバーの下にあるのがガバナーで、そこから伸びたロッドが直角に上に伸びていて速度ダイアルを回すと、ガバナーのかかり量が変わる仕掛けです。前板の下にある部品は距離計の一部です。
 

ミノルタオートコードのフォーカスレバー破損

 

R0021015.JPG R0021012.JPG ミノルタオートコードはヘリコイド式のピント調整機構でそのためのレバーがカメラの全面下部にありますが、これがダイキャストなので折れてしまうものがあります。こうなると部品を外して加工するか、折れていないものから部品取りして交換することになります。レバー部分をカットして新たにつまみの付いた部品を継ぎ足して取り付けたのが右の写真です。

レンズシャッターの絞り羽根粘り

R0020923.JPG レンズシャッターのセクターに油分が浸みこんでシャッター開かずになるのはセクター表面に処理がされてない古いシャッターの宿命ですが、同様なことは絞り羽根にも起こります。粘った状態でも通常はあまり問題なく動く場合が多いのですが、時に作動不良を起こしてそれを知らずに動かしてしまうと羽根にカシメてあるダボが外れてしまうことがあります。そうなると開口の形がいびつになり外からすぐわかります。これの修理となると薄い金属羽根にけし粒みたいなダボなのでとてもカシメ直しは強度が必要で、とても難しいです。結局同じシャッターから部品どりすることになります。シャッターの粘りがみつかったらそれ以上動かさないで修理するのが得策です。  

ハッセルのマガジンの引き蓋部遮光

R0020822.JPG R0020823.JPG ハッセルのマガジンの引き蓋部の遮光部品は、モルトプレンを使っているため必ず劣化します。それは変えてやればすむのですが、たまにモルトを挟み込む黒いフイルムが裂ける場合があり、それを別のもので間に合わせることがあります。純正部品で交換となると高くつきます。メカは壊れにくいのですがスプリングが外れたり、油切れで作動不良を起こしたりします。

オリンパスOMの最後のカメラ OM2000

OM2000.JPG

オリンパスOM2000というカメラ、もちろんOMレンズが使えますがオリンパス製ではなくコシナが製造したOEM製品です。当時OMとしては4Tiと3Tiが発売されていて、この2機種はOM1から続く進化モデルで、シャッター幕に写る映像を測光する像面測光方式のカメラですが、こちらは価格がそれの1/4~1/5でシャッターは縦走りメタルフォーカル、スポット測光ができる所が唯一のこだわりのメカニカルカメラです。ちょっとかん高い作動音は、こののち出てくるベッサブランドの一眼レフと同じです。

めったに修理することはありませんが全面左右の甲皮に当たる部分が成形された厚めのプラスチックで、これがミノルタαのように醜く割れてしまったら代わりがなく、修理が困るなあと思います。

こんなところにメッサーシュミットが。

IMG_0711.JPG

新東名のサービスエリアにとまっていたメッサーシュミットをみつけました。とてもきれいな状態で牽引台車の上に載っていました。大切にされている様子がよくわかります。第2次大戦後、戦闘機から乗用車の製造に移って行ったところはスバルと同じで、どちらも愛すべきかわいい車になったのも親近感が増します。テリー。ギリアム監督の「未来世紀ブラジル」の冒頭で主人公がこの車に乗って登場するのがとても印象的です。

ニコンFAの修理

ニコンFA.JPG ニコンFAは1983年に発売され、マルチパターン測光を始めて搭載し、露出モード P,A,S、M、最高シャッタースピード1/4000の当時としては最高性能のカメラでした。しかし85年にミノルタがα7000を発売したことで、一眼レフは一気にAFの時代となり、このFAも優れたカメラだったのに余り売れないまま消えていきました。修理部品の供給もとうに終わってしまい、部品交換はほとんど無理です。幸いこのカメラの場合は巻き上げメカ部分の不良だったので交換で修理が出来ました。

機械式露出計連動 マミヤの場合

マミヤ35.JPG

R0020690.JPGローライフレックスの露出計連動機構のついでに、35ミリレンズシャッターカメラの場合の例としてマミヤオートデラックス2(1962)のその部分です。
単独露出計組み込みの段階から、連動式に進化させる為に機械式でそれを達成するにはギヤとかロープ、鎖などを使った複雑なものになりがちで、修理する際は、ギヤ位置やロープの取り回しなど組み込みがどうしても面倒になります。それを簡単にするには電気式にすれば簡単になりますが、経時変化による劣化や接触不良をおこします。このマミヤはギヤを使ってコンパクトにまとめてあります。

 

ローライフレックス Fシリーズの修理

ロ ギヤ.JPG

ローライフレックス Fシリーズの、露出計追針用ギヤ部分です。傘歯ギヤを使った一軸の複雑なギヤではなく、ごく普通ギヤを使ったモデルです。こちらの方が組みやすいのですが、いずれにせよ面倒な事に変りはありません。ギヤ上部の凹部で操作ダイアルと勘合します。
円形のギヤにラックがかみ合い、ラックが上下に動き追針に連動していきます

さらに絞りに連動して焦点深度を表示する機構も、分解する事で、勘合がはずれます。

ロラ前.JPG

ロカバ裏.JPG左右に同じように凹部のある円盤が見えますが、それぞれシャッターと絞りダイアルに勘合します。
前カバーの裏側で操作ダイアルの裏側の突起が、その勘合部です。

R0020677.JPG 修理としてはシャッター羽の油ネバリで。シャッターの分解清掃です。
露出計との連動があるために、組み込みにめんどうな作業が付きまとうことになります。
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