ライカM3で変ったニッカ タイプ5

ニッカ裏蓋.JPG ライカM3が1954年に出現すると、それまでライカを目指してきた日本勢は大きく方向転換していく事になるのですが、出来のいいライカコピー機であるレオタックスとニッカの場合とりあえずは小改良で済ませ、まもなく消え去る運命となります。ニッカタイプ5は55年の発売でライカのようにアツバン裏蓋が開きます。ただし上下でなく左右に開きます。これ背ずいぶんフイルム装填は楽になりました。どうせなら裏蓋が開くようにすれば良いと思うのですが、あくまでライカコピー機としては使いにくさもコピーすることにこだわったようです。しかしM型のコピーは容易でなくさすがにそこまで到達できないまま終焉します。