カシオがデジカメから撤退 オリンパスも・・・

2018年5月10日の新聞の経済欄にカシオがデジタルカメラから撤退するというニュースがありました。初めてQV-10を見た時のことを思い出しました。95年頃です。ショーウィンドウの中に置いてあって、手にしてみると軽くておもちゃみたいで画質も悪く1.8インチのモニター付きなのが面白く、キャノンなどからもデジカメが出ていましたがモニターはなしでカメラの大きさもこれより大きくてその点はいいなあと思いましたが、25万画素しかない画像素子で、せいぜい当時はやりだしたプリクラぐらいなら使えるなと思い、まさかこれがその後急速に進化して、銀塩カメラにとって代わることを考えもしませんでした。その後の進化を目の当たりにして、エレクトロニクス、それもデジタルの技術の進化は等比級数的で、この変化はとどまるところを知らないのだと実感しています。経済面にはもう一つオリンパスが中国でのデジタルカメラ製造から撤退のニュースもありました。一時は年に2回もモデルチェンジして隆盛だったコンパクトデジカメもこのところスマホにとって代わられ、すっかり元気がありません。その上ついに従来のミラーの跳ね上がる一眼レフタイプからミラーレスへとカメラの形態も変わろうとしています。当然の進化とはいえ、寂しさを感じます。ここまでは18年5月に書きました。その後はスマホのカメラ機能の進化が目覚ましく、トリプルレンズを備えてコンデジを駆逐する勢いです。記録ならスマホで十分というレベルからさらなる上まで犯し始め、現在は小型でレンズ交換可能なミラーレスしか生き残れないのではと思います。昔ながらのデジ一眼を使うのはプロの写真家で、しばらくは生産されるでしょうが、市場は縮む一方です。